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D. M. Lloyd-Jones 「山上の説教」 by D. M. Lloyd-Jones (1899-1981)

序論

☆☆☆7.「山上の説教」の適用の対象 ☆☆☆


『 この点については、後にもっと詳細に学ぶつもりである。ここでは最後に、もう一つだけ問題を取り上げておきたい。今まで山上の説教が適用される対象が、誰かということについて考えてきた。そこで、なぜこれを学ばなければならないか、なぜこれを実行しようと努めるのかと自問してみよう。そして、答えを1つずつあげていこう。第一に、イエスキリストの死は、私たちが山上の説教を実行できるようにしてくださるためであった。主イエスは死んだ。何のためであろうか。「良い技に熱心な選びの民を、ご自身のものとして聖別するために他ならない」テトス2-14と、恵みの使徒パウロは言う。これは、どういう意味であろうか。今日私たちが、山上の説教を生きることができるために、キリストは死んだという意味である。キリストは山上の説教を生きることを、私たちにとって可能なことにしてくださったのである。
 第二に、山上の説教を学ぶ理由は、新生と聖霊及び聖霊の私たちのうちにおける働きとが、私たちにとって必要であることを、この説教ほど十分に教えるものはないからである。幸福の使信(訳注 英語Beatitudes「・・・の人たちは、幸いである」というマタイによる福音書5章3節以下の一つ一つの聖句を指している)は、 私を地面にたたきつける。私の徹底的な無力さを浮き彫りにする。新生がなければ、私は破滅である。山上の説教を読み、研究し、その光のもとで、自分をまっすぐに見つめよ。その時、自分には、再生と聖霊の憐れみ深い働きとが、究極的に必要であることを知るに至るであろう。山上の説教ほど、私たちを福音とその恵みに導くものはない。
 第三に、山上の説教を学ぶ理由は、山上の説教に示されている生活を生き、これを実行しようとすればするほど、祝福を経験するからである。これを実行するものに約束されている祝福を見ていただきたい。きよめの教えが持つ難点の多くは、山上の説教を無視したままで、清潔を経験するようにと説くところにある。これは聖書的な方法ではない。もし自分の生活に力をいただきたいなら、また祝福を受けたいなら、まっすぐに山上の説教にくるべきである。山上の説教の生活をし、実行し、これに没頭すれば、その時に、約束された祝福が与えられる。「義に飢えかわいている人たちは幸いである。彼らは飽き足りるようになるであろう」マタイ5-6飽き足りるようになりたいならば、神秘的な祝福を求めてはならない。これを得たいと思って、集会から集会へと歩き回ってはならない。山上の説教ーーーその意味と内容と要求ーーーに直面しなさい。自分の絶対的必要を知りなさい。そうすれば、それを得ることができる。これが祝福に至るまっすぐな道である。ここに述べてきたことが、福音伝道の最上の方法であることを心に留めていただきたい。今日のキリスト者はみな、伝道について強い関心を持つべきである。今日の世界は、真のキリスト者を、極度に必要としている。今日も教会がしなければならないことは、外部の人々を惹きつけるために、伝道戦線を結集することではない。教会自体がキリスト者としての生活を生き始めることである。私はこのことを 何度でも繰り返して語りたい。もし教会がそうしているなら、人々は教会堂に押し寄せてきていることであろう。人々は「この秘訣は何ですか」と聞くであろう。今日の共産主義の成功の真の秘訣は、彼らが何かをしているように見え、人々に何かを与えている様に見えることであるという記事を、しばしば見かける。私は青年と話すときに、よく次のように言われる。「共産主義が現実に今日、勝利を収めつつあるのは、党員たちが、彼らの信じることのために自分を犠牲にして何かをしていると人々が感じているからではありませんか」。これが、彼らが新しい加入者を獲得しているわけである。これに勝つための道は、ただ一つしかない。それは、私たちが彼らよりも無限に偉大なものを持っていることを示すことである。ごく最近、私は共産主義から転向した数人の回心者に合う特権にあずかったが、彼らのうちで、知的な説教や議論によって回心した者は一人もいなかった。彼らは、キリスト者が彼らの 想像も及ばないほど徹底して、自分を放棄し、他人を思いやっている姿を見て、回心したのである。』

序論 その8 に続く

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